相模原市議選でいったんは当選したものの、
次点となった者の異議申し出を受け、
相模原市選挙管理委員会が一部の票を再点検した結果、
次点となった者に投票したと判読できる有効票1票が確認されたため、
選挙管理委員会の決定により当選無効となった者が、
(以下「X氏」と言います。)
審査申し立てを棄却した選挙管理委員会の裁決の取り消しを求めた訴訟、
いわゆる当落逆転訴訟について、
東京高裁での審理が終結し、来月12月9日に判決が出るそうです。
(平成27年11月12日付け神奈川新聞)
神奈川新聞の記事によると、X氏側は有効票1票が見つかった経緯について、
「何者かが票を潜り込ませた」と主張しているそうですが、
その立証は困難と思われ、
その結果、X氏側の請求は認められないという内容の判決が出る可能性が高いと
思われます。
弁護士 高橋 裕